健康が気になりだしたら・・・
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海藻由来の注目成分フコイダンとは

健康に関心のある方の中には、フコイダンという成分をご存じの方も少なくないでしょう

これは粘り気を感じる海藻類、昆布やわかめ、あるいはモズクといった褐藻類の、あのネバネバした部分に含まれている食物繊維の一種です。

これはフコースと呼ばれる多糖類が大量に結合した物質で、ジャムをゲル状に安定させたり乳たんぱくを凝固させる食品添加物のペクチンにも含まれています。

発見されたのは1913年と大変古い時代ですが、研究が活発になったのは1970年代以降のことで、注目を集めるようになったのは1996年に日本癌学会で制ガン作用の報告がされてからのことでした。

2000年代以降には様々な健康効果や悪性腫瘍の自滅を促す効果に関する研究が行われており、抗酸化作用や胃粘膜の保護、血中コレステロール値の低下といった作用が報告されています。

健康食品としての注目度も高いこの成分ですが、その機能に関しては未知な部分も多く、高い抗酸化作用を持つカロチンの一種であるフコキサンチンやフコースを結合させフコイダンにしている硫酸基を壊さずに低分子化することは原状では難しいとされています。

しかしながら、水溶性食物繊維のフコイダンはそれだけでも健康効果に期待ができるので、健康維持のために試してみたいと思うかもしれません。

もしサプリメントなどを探すのであれば、結合による効果が損なわれていない高分子のままの製品を選ぶのもひとつの手段です。